京都と歌舞伎

京都と歌舞伎
きょうととかぶき

日本の伝統文化のふるさとは大半が京都にあります。歌舞伎もその一つです。慶長8年(1603)の春、出雲の阿国(おくに)が北野神社の境内で「かぶき踊り」を見せたのが始まりで、その後、女歌舞伎、若衆歌舞伎、野郎歌舞伎を経て、元禄のころには今の歌舞伎の形がほぼ出来上がりました。阿国のころから数えると、歌舞伎の歴史は400年にもなり、江戸と京都、大坂の3大都市を中心に栄えてきました。今日でこそ歌舞伎役者の9割が首都圏に在住し、本公演の7割は東京で行われ、現住所はすっかり東京に移ってしまった感がしますが、歌舞伎の本籍地が京都にあることを端的に示すものが師走の南座の顔見世の賑いでしょう。京都と切っても切り離せない顔見世の話をはじめ、日本の代表的な歌舞伎劇場の南座のこと、京都で名作の舞台になった歌舞伎ゆかりの地なども訪ね、観劇前のひととき、歌舞伎の世界へご案内いたしましょう。

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