京都の主な能楽堂

京都の主な能楽堂
きょうとのおもなのうがくどう

薪能で能となじみができたら、次は能楽堂に足を運んでみてはいかが。ほとんどがまち中にあり、交通の便がいいのが何よりです。京観世(かんぜ)の本拠地、京都観世会館)は平安神宮の大鳥居に近く、目の前を疏水が流れ、観光も兼ねられる絶好のロケーションです。地下鉄東西線の「東山」駅から徒歩で約5分。毎月1回の観世会例会のほか片山定期能や観世流能楽師のリサイタルが行われています。金剛(こんごう)流の金剛能楽堂は京都御苑の西、烏丸通に面していて、地下鉄だと烏丸線の「今出川」駅が便利。毎月1回の金剛定期能や8月16日の「大文字送り火能」ではろうそく能が楽しめます。ほかに烏丸通では同志社大学の今出川キャンパスに近い河村能舞台や烏丸御池の交差点から歩いて5分ほどの大江能楽堂があります。いつどんな能の催しがあるか。電話やインターネットで事前に確認して出かけましょう。

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