楽琵琶

楽琵琶
がくびわ

楽琵琶(がくびわ)は日本には奈良時代に輸入された楽器です。ペルシャ(今のイラン)が源流です。雅楽の合奏で弾奏しているのは四絃の琵琶ですが、正倉院にある日本で最も古く、世界にただ一つの五絃の琵琶は、インドが起源で別なものです。ほかのさまざまな琵琶と区別するために楽琵琶と称しています。薩摩琵琶、筑前琵琶、平家琵琶などの現行の琵琶の中でも最も大型です。木の材質も沢栗、花梨、桑などさまざまな種類の適した木を組み合わせて一つの楽器が完成されています。音色も雅楽の合奏する中で十分な力強さを感じさせます。弾き方は、黄楊(つげ)で作った撥(ばち)を右手に持ち、低音から高音に向かっての力強いアルペジオ奏法の掻撥(かくばち)、2音ずつ弾く割撥(わりばち)、また、掻撥とは反対に高音から低音へ弾く返撥(かえしばち)などがあります。20のポジションの音が出るわけです。琵琶や箏(そう)の弦楽器を数える時の単位は、面といい、1面、2面と数え、琵琶と箏との二つの楽器の総称を両絃といいます。

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