しょう

笙(しょう)は、中国、南アジア諸国に見られる独特の楽器です。細長い17本の高さの違う竹管が円形に束ねています。頭(かしら)と呼ばれる椀型の円周上に縦に並べた独特の形をしていますが、これは伝説上の鳳凰という鳥が翼を休めている姿を模したといわれ、別名を「鳳笙(ほうしょう)」とも呼ばれています。そのうち、15本の竹管の一つずつの一番下の部分には、「さはり」と呼ばれる金属で作られた簧(した=リード)が付いていて、これが振動して音が鳴ります。息を吸っても吐いても同じ音程を出すように作られていますので、音を出し続けることができます。その発音構造は、後にハーモニカに応用されたと言われています。合竹という、5音、6音からなる和音による演奏が主で、独特の音色で全体を包み込むような広がりを持っています。また、楽器の中に湿気が溜まると音が出なくなるので、常に火鉢で温めて乾燥させてから演奏します。宇宙からの音色とされます。

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