装束について

装束について
しょうぞくについて

一般的な楽人装束は、頭に烏帽子(えぼし)をかぶり、直垂(ひたたれ)を着用します。特に平安雅楽会(京方)を始め、関西は狩衣(かりぎぬ)を多く着用しています。ひときわ輝く舞楽の場合、「左舞(さまい)」の装束は原則として赤系統のもの、「右舞」は基本的に緑色系統のものを用います。舞人装束は襲(かさね)装束、蛮絵(ばんえ)装束、裲襠(りょうとう)装束、別様装束の四種類があり、演奏は歌方・管方の楽人装束に分けます。舞楽装束は1曲1装束のものと共通に用いるものとありますが、1具といえば、頭のてっぺんから足の先まで多くの種類の装束を身にまといます。中には、1人が着装するのに1時間もかかるものや、1人では着ることができず手助けが必要なものも多々あります。豪華な装束を身にまとい華麗に舞う勇壮かつみやびなその姿は、刺しゅうの施し、色合いなど現代のモダンな服装にも共通する要素が十分にあり、かえって斬新で新しいものにあなたも見えるかもしれませんね。

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