盛花

盛花
もりばな

盛花(もりばな)は、投入花(なげいればな)と同じように、草木の自然の姿を大切にしながら、盛るという立体的な構成が中心となるいけばなです。花器は、広口の背の低い花器や、水盤を使います。そのため、投入花と違い、花を固定させるための留め具が必要となります。留め具は流派によってさまざまですが、一般的には剣山(けんざん)を用います。投入花との大きな違いは、挿した根元と留め具があらわに見えることです。そのため留め具にもいろいろと工夫がこらされ、七宝、蛇の目、観世などと呼ばれるさまざまな留め具が生まれています。盛花も投入花と同じように、生花(しょうか)や立花(りっか)のような規矩性はありませんが、美しくいけるための簡単な基本の花形がつくられています。池坊の門弟であった小原雲心(おはらうんしん)は、明治時代の中ごろ、盛花のいろいろな花形をまとめ投入・盛花の流派「小原流」をつくりました。

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