先斗町と「鴨川をどり」

先斗町と「鴨川をどり」

「先斗(ぽんと)」という地名の語源は「ポンタ」であると伝えられています。「ポンタ」はポルトガル語で「先」という意味です。鴨川にできた砂州が、この周辺の地形を形づくり、その先端周辺にあったことから名付けられたとか。また別の説では、現在の先斗町は鴨川と高瀬川に挟まれた堤のような位置にあったため、「堤」を「鼓」に掛け、鼓が「ポン」と鳴ることから「ぽんと」になったという話、あるいは川(皮)と川(皮)が両側にあって「鼓」のようだということから、など諸説あります。

「鴨川をどり」は五花街の踊りの中でも「都をどり」と共に最も歴史が古く、明治5年(1872)。またその回数では「都をどり」を超えています。これは一時期、春と秋の年2回実施されていた時期(昭和27年-平成10年)があるからです。また花街の踊りとしては珍しくセリフが入ります。また、エンターテイナー的要素を多く取り入れた、ミュージカルに近い舞踊劇となっています。

踊りの指導は尾上流で、この流派が歌舞伎の出身であることが影響しているのでしょう。

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