和装の深い楽しみ方

和装の深い楽しみ方
わそうのふかいたのしみかた

洋服にもリフォームや古着の楽しみ方がありますが、和装にも昔から知恵と工夫があります。若いころの着物が年を重ねてちょっと着られないときは、薄い色合いのものなら"染め直し"をして、余裕があれば刺しゅうや絵柄を加えてもらうなど風合いを変えて着られました。この場合、濃い色のものは色が抜けにくく、新たな色を乗せられないので染め直しは薄い色目が定番です。

またおばあちゃんの娘の頃の華やかな着物を、孫の十三参り用に仕立て直して世代を繋いでいくこともよくありました。

最近は着物をワンピースやドレスなどにリフォームすることも珍しくなくなりましが、さらに昔のエバ(羽織)や着物を帯に仕立て直して楽しむという工夫を提案する店もあります。いずれも正絹でよい色柄ものは飽きもなく、長持ちもする"ほんまもん"の良さに気づいた人の想いを反映しているのでしょう。

流行に追われることなく、日本の風土に合った装いの文化、和装。ぜひこれからも幅広い世代にずっと愛されてほしいものです。

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