京の代表的な織物

京の代表的な織物
きょうのだいひょうてきなおりもの

金銀、色とりどりで織り重ねられた京都の和装の代表格『西陣織』。織物の発祥は古墳時代にまでさかのぼりますが、西陣織の名は応仁の乱(1467年~)の東軍・西軍に始まり、戦乱を避けて都を離れた織物職人たちが再び織りを始めた地が西軍の陣地であったことに由来します。

平織、綾織、朱子織、綴れ織・緞子織、朱珍織、紹巴織、金襴など数々の織り方で彩られる西陣織の美しさは熟練された技から生まれます。近代ではネクタイやバッグ、小物など幅広く愛用されていますが、500年余りの歴史を持つ西陣織の美しさをもっとも体感できるのはやはり帯でしょう。

雅やかな色・柄、そして感動と共に手の内に伝わる重厚感は、締めるたびに心を豊かさで満たしてくれます。京都には祖母、母、娘へと伝えられる西陣織の帯がたんすに納められているところもまだ多く、幾度も女性の身をひきしめてきた帯はほどよくなじみ、"ほんまもん"が持つ力を感じさせます。時代を経てなお魅了する雅さが西陣織なのです。

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