企画展「蒔絵の美」
2021年5月15日(土)~2021年8月1日(日)
時代を超えて輝きつづける蒔絵の精華
蒔絵は器面に漆で文様を描いた上に金粉・銀粉などを蒔いて定着させる漆工の加飾技法です。平安時代に基本的な技法が確立され、調度品から建築物に至るまで、あらゆる器物や空間の装飾に用いられてきました。そして、幕末には爛熟期を迎え、多様な技法・意匠の作品がつくられるようになりました。幕藩体制の崩壊に伴い蒔絵は一時衰退しましたが、その後、万国博覧会への出品を通じて欧米で高い評価を得たことなどを機に、輸出向け製品の分野に販路を見出し、活気を取り戻していきます。また、明治時代以降は博覧会や競技会において蒔絵の職人たちが切磋琢磨したほか、研究団体における活動や従来の徒弟制度によらない学校教育としての技術の伝承が行われ、更なる発展が図られました。この時代には皇室の求めに応じた格調高い名品も残されています。 このたびの展示では、幕末・明治・大正の漆工界において指導的な役割を果たした名工たちによる蒔絵の作品を一堂にご覧いただきます。時代を経てもなお輝きを放つ作品の数々をどうぞご堪能ください。◆主な展示作品:
・白山松哉、守屋松亭《勿来関蒔絵硯箱》・赤塚自得《四季草花蒔絵堤箪笥》、木村表斎《名取川蒔絵料紙硯箱》ほか
基本情報
開催日程 | 2021年5月15日(土)~2021年8月1日(日) |
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時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
場所 | 清水三年坂美術館 |
アクセス | 市バス「清水道」バス停から徒歩7分 |
ホームページ | https://www.sannenzaka-museum.co.jp/index.html |
チラシ | - |
月・火曜日休館(祝日開館)*臨時休館有
料金
一般 800 円/大学・高校・中学生 500 円/小学生 300 円
お問い合わせ
清水三年坂美術館
TEL | 075-532-4270 |
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最新の休止・変更情報
現在、新型コロナウイルス感染対策の一環で、団体受付は休止。また、館内のトイレ使用も中止。
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