雲ヶ畑松上げは、雲ヶ畑出谷町・雲ヶ畑中畑町の二箇所の山の中腹に胴木となる鉄の棒を寝かせ、その先に約4m四方のやぐらを組み、たいまつを文字の形に取付け、心棒を直立させ、夜空に火文字を浮かび上がらせる仕組みである。
出谷町の松上げ
  −福蔵院境内
中畑町の松上げ
  −高雲寺境内
交通 点火前に最終の路線バスが出るため、バスでの日帰りの観賞はできません。
宿泊 1軒宿泊設備があります。
駐車 駐車場はありません。
雲ヶ畑松上げ 

文字は毎年変わり文字の決定から、たいまつやその他の準備、当日の点火までを任される16歳から35歳までの住民で構成される若中会のメンバー以外は、誰も点火時まで今年の文字を知ることができません。
※花脊・広河原・久多の松上げが胴木の上方に取付けられたカゴにたいまつを投げ上げるのとは異なります。

(※は不明 ×は中止)

明41 42 43 44 大正
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39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 平成元 2 3
4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15

昭和41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63
平成元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15

出谷町の献火現場 中畑町の献火現場

(写真提供 一井由清氏)

  (写真提供 波多野喜吉氏)

平安時代前期、藤原氏と勢力争いに敗れて天皇になれなかったが、人望が厚かった惟喬親王を慰めるために村人が行った火の行事。一度途絶えたが、明治時代に復活した後は、他地方の松上げと同じく火除けと五穀豊穣を祈願する愛宕信仰の献火行事として行われている。

文責・連絡先

 雲ヶ畑松上げ保勝会・雲ヶ畑観光協会
 電話 075-406-2001